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2022/05/12 5月12日(1)

【御蔭祭(みかげまつり)】【御生(みあれ)神事】
日本最古の神事が執り行われます!
当日は早朝から雨模様?!
今週は太陽さんが降り注ぐことは期待できません。

そこで、御生神事の前々日の雲の合間から
太陽さんが見え隠れする日、
斜視写りが見栄えする日に、
眩い新緑に癒やされつつ、
静寂に充ち満ちた御蔭神社に
お詣りさせて頂きました。

【御蔭神社(みかげじんじゃ)】
京の都の鬼門(北東)に位置する御蔭神社
京都(山城国)を護る神社で、
賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ/下鴨神社)の
奥宮になります。

賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
と娘の玉依媛命(たまよりひめのみこと)が
降臨した聖地で、その荒御魂(あらみたま)が、
年に一度、新しい氣へと生まれ変わる、
再生される日なんです。
日本最古の神事、御生の祭祀が、
毎年5月12日に執り行われます。

平安中期の公卿・右大臣 藤原実資
(ふじわらのさねすけ)の日記、
藤原道長・一条天皇・紫式部などの
リアルな宮廷社会、平安時代の政務や
宮中儀礼などが記された
「小右記(しょうゆうき)」には、
「小野郷 大原の 御蔭山に
   鴨皇大御神(かもすめおおみかみ)が降臨した。」
と記されていました。

話は変わりますが、2024年のNHKの大河ドラマは、
平安中期、前述した藤原実資の生きた時代、
世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を
生み出した、『紫式部』の人生を描きます。

武家台頭の時代を目前に、
華やかにひらいた平安文化の花。
きらびやかな平安貴族の世界と、
懸命に生きて書いて愛した女性の一生に挑戦する
大河ドラマで、興味深いのは、源氏物語ではなく、
紫式部の人生を描くことです。
2023年の12月の京都検定も紫式部に纏わる
問題が出題されるかも!?
大河ドラマのタイトル『光る君へ』の作者は
大石静(しずか)さんで、これまでにも
NHKの連続テレビ小説「オードリー」
大河ドラマ「功名が辻」を執筆されています。

話を戻して、
太陽が射す所を御蔭といい、
神様の降臨や誕生することを御生(みあれ)といい、
「奥の神様へお参りする」ことを蔭と言い表し、
御蔭神社となった。

次は、【御蔭祭(みかげまつり)】
日本最古の神事【御生(みあれ)神事】


御蔭神事が執り行われます御蔭神社の奥宮&参道です。


御蔭神社の鳥居、手水鉢です。


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