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2022/05/12 5月12日(2)

【御蔭祭】
御蔭祭は生まれ変わった賀茂建角身命と
玉依媛命の御神霊を賀茂御祖神社に迎える神事で、
第2代綏靖天皇(すいぜいてんのう)の代に
始まったのが起源です。

早朝より賀茂御祖神社の舞殿で、
「勧杯(かんぱい)の儀」、次に禮殿(らいでん)にて
お祓いの「樹下神事(じゅげしんじ)」、
御蔭山へ向かう前の「本宮進発の儀」が始まります。

【御生(みあれ)神事】
神降ろし・御霊の再生の神事。
下鴨神社から御蔭山へ行粧(ぎょうそう/
儀式の服装)が到着すると高野川に面した
船つなぎ岩(磐座)で「御蔭山の儀」が行われます。

御生神事を直に見ることはできませんが、
氏子や崇敬者が拝殿外で生まれ変わった
御神霊を静かに待ちます。

再生した荒御魂を御神櫃(ごしんぴつ)に移した後は、
賀茂波爾神社(かもはにじんじゃ)など
神領内の各総社を巡行する
路次祭(ろじさい)が執り行われます。

糺の森(ただすのもり)で、
芝挿神事(しばさしのしんじ)、
切芝神事(きりしばのしんじ)が行われ、
若返った神霊を神馬の背に移した後に
本宮賀茂御祖神社へと向かいます。

神霊を迎え入れた賀茂御祖神社では、
「本宮の儀」が行われ、
祝詞奏上や玉串拝礼などの奉斎が行われます。

【御蔭神社2】
創建の記録、変遷も不明です。
「御祖神社御事歴以下明細調記」によると、
古墳時代の紀元前581年から、
「御生神事」が始まったとされます。

そんな、日本最古の祭祀を下鴨神社&糺の森、
または御蔭神社に出かけて見て下さいね。

尚、京都検定では、
『御蔭祭』の出題は、第6回 = 2級、
『切芝の儀』東遊(あずまあそび)の奉納を
第12回 =1級で、出題されていました。

雨が気になりますが、
御蔭神社の手前の『瑠璃光院』では、
春の特別公開されていて、拝観料は高いが!
雨が似合う比叡山の麓の新緑に包まれた庭が美しい!
ですよ!

今日も有難うございます。



新緑が眩い御蔭神社の奥宮、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と娘の玉依媛命(たまよりひめのみこと)のお社です。

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メール(kamuroankyoto@gmail.com)でお気軽にお寄せください。
ご覧くださり本当にありがとうございました。

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