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2022/06/30 【夏越の祓え】【茅の輪くぐり】

【夏越の祓え】【茅の輪くぐり】
【水無月】
1年の半分、6月30日(木)は、
半年の間に身に溜まった穢れを落とし、
残り半年の息災を祈願する神事が、
神社で行われていて、
大きな茅の輪が据えられ、
参拝者はここをくぐって厄除け祈願!

上京区の表千家『不審菴』裏千家『今日庵』など京都検定でもお馴染みな茶道千家
お家元にほど近い、小さな、でも何かと歴史が凝縮された、とっても気さくな
神主さんがいらっしゃる『水火天満宮』
さんに【夏越しの祓え】にお邪魔したよ。

【水火天満宮】
923年、醍醐天皇の勅願により菅原道真の
神霊を祀られました。

水難火難除けの神として知られ、
菅原道真が降り立ったという京都検定にも
出題された『登天石』が境内にあります。

「菅公登天石」とも呼ばれ、
洛中をしばしば雷火が見舞い、
祈祷の命を受けた法性坊尊意が
宮中への途中、鴨川に差し掛かると、
川が急に氾濫した。
神劔を捧げ祈ると、水はたちまち
二分し、中央の岩上に菅公が現れ、
昇天すると雷雨が止んだ。
現存する登天石はその一部である。

登天石横にある神石『出世石』は、
大願成就、世に出る石の信仰がある。

【茅の輪くぐり】
旅の途中に宿を求めた「素戔嗚尊」を
貧しいながらも蘇民将来が厚遇し、
その後、素戔嗚尊の言った通り、
茅の輪を腰につけていて疫病を免れた
という故事に由来しています。

茅の輪くぐりには、作法があります。
神歌を唱えながら、まず茅の輪を
左足から跨ぎ、左側からまわって正面へ
戻ります。続いて左足から右側へまわり
正面へ、さらに左足から左回りで
正面に戻ります。
8字を書くように左・右・左と
茅の輪をくぐりまわってください。
最後に左足から跨いで、
本殿へむかい参拝します。

【水無月】
旧暦の6月1日は氷の節句。
室町期の宮中では、冬から「氷室」で
保管した氷で暑気払いをしていました。
氷は庶民には大変貴重なもので、
氷を象った和菓子で、息災を祈願。
ういろうの上に乗せた小豆には、
悪魔や邪気を祓う意味合いがあり、
夏越の祓には欠かせません。

「風そよぐ ならの小川の 夕暮れは
  みそぎぞ夏の しるしなりける」
        藤原家隆 百人一首より

【柏屋光貞】
禿庵近く、江戸時代の1806年(文化3年)、
創業『柏屋光貞』さんでは、
6月29、30日の二日間限定で、
『水無月』が予約販売され、
30日(木)に受け取ってきました。
(当日販売あり)
多くのリピーターさんや予約された方が
ひっきりなしに暖簾をくぐっていたよ。
禿庵の神棚にお供えして、頂きました。
京都の夏の風物詩の『水無月』を有難く、
とっても美味しかったよ。

とっても暑い日が続いていますが、
日曜から天候は下り坂?!
来週1週間は梅雨に逆戻りの関西。
連日の油照りと称される京都の夏の暑さは
もしかして、梅雨の中休み?
でも前線は遙か北へ!

参議院議員選挙の期日前投票が
続いていますが、雨が降り続くと
投票率に影響が?!
台風の気配がないものの、
ラニーニャ現象で台風のリスクも?!
ひとまず、元気に夏を乗り越えようね!
今日も読んで下さり、有難うございます!
感謝!
熱中症対策をしっかりとね!

着ぐるみも暑いだろうなあ!


أشكركم شكرا جزيلا

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